フグは奥が深い

(写真は1枚目がコモン・ショウサイ・ヒガンの3種と2枚目が左2尾がコモン、右の1尾がショウサイです)
今日は連続更新日数4105日目です。
ショウサイフグとコモンフグって本当に良く似てますね。
共に身は美味なので食べる際には区別しなくても良いのですが釣っている方としては気にならずにいられません。
先週金曜日もフグ釣りに行ってきたことをお伝えしましたが今回もアカメ（標準和名はヒガンフグですが東京湾では一般的にアカメフグと呼ばれておりますのでここではアカメと表記させていただきます。なお、標準和名アカメフグというフグもおりますので混合しないように十分ご注意ください）・ショウサイ・コモンの3種が釣れました。
アカメは柄も形も全く違うためすぐに見分けがつきますがショウサイとコモンは最近になってようやく水面を割る時に一目見た辺りで判別出来るようになりました。
姿、形はそっくりなのですが近付いてよく見ると模様の1つ1つが微妙に違います。
コモンフグはまだらの中に小紋のような形が見えるものが多くショウサイフグはただの水玉模様です。
遠くからだと何となくしかわからないのですが近付いてよく見てみると違いがわかります。
ただ、最近ハイブリットでは？と思われる物が混じるので紛らわしいです。
左右に顔を向けた写真の左2尾はコモンフグで右の1尾がショウサイフグですが左の2尾も上下で若干模様に違いがあるように見えます。
他の判別方としてはコモンフグは背中とお腹がザラザラしているのに対してショウサイフグはツルツルでヌルッとしていると言われておりますが最近は明らかにコモンフグながらザラザラが無い個体も混じってきています。
ちなみにショウサイフグとコモンフグの可食部分は同じで筋肉ですので湾内の船宿によっては食べるにあたっては特に判別しなくても良いのでは？と一緒に混ぜてカウントしているところも多いようです。
なお、もちろんですがフグには毒があります。
フグの調理に当たってはフグ包丁師免許を所持した人しか行えませんので十分ご注意ください。
また、湾内のフグ乗合を出している船宿は全てフグ包丁師免許を所持した方が調理し可食部のみをお客様に渡しているので安心して食べることが出来ます。
フグって本当に奥が深いですね〜。